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避難所の活動報告

  2023.11.11 /  避難所防災訓練(お茶の水小学校)

令和5年11月11日(土)、神田一橋中学校にて避難所防災訓練が行なわれました。

今回は「防災フェア方式(体験・参加型)」という形の訓練でした。
避難所の備蓄品等の確認と活用方法の理解及び防災意識の普及を目的に、6つのブースに分かれて避難所の設備を展示観覧するというもので、今年は警察や消防にもご協力いただきました。

協議会委員、施設管理者、区避難所班職員あわせて48名が参加し、5グループに分かれてブースを観覧しました。


【訓練内容】
ブース① 避難所開設キット紹介・・・避難所マニュアル、アクションカードの紹介
ブース② 備蓄品紹介・・・食料品、生活用品、資器材、歩行者困難者用資材
ブース③ 消防紹介・・・消火器の紹介・体験
ブース④ 消防紹介・・・AEDの紹介・体験
ブース⑤ 警察紹介・・・災害発生時の注意事項、使用資機材の紹介
ブース⑥ 関東大震災100年紹介・・・短編スライドショーの上映


10時からは開会式が行われました。

災害対策・危機管理課長より本日の訓練の案内を行い、三橋委員長からお言葉をいただきました。



ブース① 避難所開設キット紹介・・・避難所マニュアル、アクションカードの紹介

1 内容品紹介
 ❶避難所マニュアル、アクションカード
 ❷各種用紙(避難者カード等)
 ❸災害時退避場所案内図(帰宅困難者用、外国人用(3か国語)
 ❹外国人向けコミュニケーションツール
 ❺避難所設営シールセット
 ❻その他

2 アクションカード
 ★避難所開設「最初の第一歩の提示」(A4版表・裏、ラミネート)
 ❶まずはじめに
 ❷避難所に行く前・到着時の確認
 ❸建物周辺・内部の安全確認(避難所運営本部の開設)
 ❹避難所運営本部を設営したら(避難所開設キットの主な内容品)
 ❺~❼ 感染症対応用各種設置



ブース② 備蓄品紹介・・・食料品、生活用品、資器材、歩行者困難者用資材

1 食料品
 ❶アルファ化米   ❷主菜(魚・野菜・肉)
 ❸粉ミルク    ❹ライスクッキー    ❺水

2 生活用品
 ❶オムツ(大人・子供・新生児) ❷毛布  ❸携帯トイレ
 ❹洗口液  ❺ウェットティッシュ

3 資器材
 ❶投光器
  広範囲で安全かつやさしい光で照らす機材です。照らすには、発電機が必要です。
 ❷発電機(ガス式)
  発電機としては、ガソリン式とガス式の2種類があります。ガス式、カセットボンベを使用する発電機について紹介しました。市販されているカセットボンベ2本をセットし、約1時間の発電が可能です。
 ❸災害用自転車
パンクのしない「ノーパンク自転車」です。災害発生時に電車・バスなどの公共交通機関がストップした際に移動手段として便利です。
  電話及び無線が不通の場合には、連絡員の派遣等に活用できます。(避難所運営マニュアル P17)
 ❹まかない君
  まかない君は、釜セット、タンク・バーナーセットからなり、灯油を燃料とし携帯用バーナーに比べ強力な火力で大量のお湯を沸かすことが可能。
80ℓの水を約30分で煮沸可能。沸かしたお湯でアルファ化米や粉ミルクの調理を行います。
≪おにぎり1個120gとすると200~600個作れます。≫

4 歩行困難者用資器材
  防災倉庫に保管してあります、歩行困難者用器材について紹介します。
 ❶キャリダン
  非常用階段避難車と呼ばれ、エレベータが使えない状況下で、高齢者や障がい者など歩行困難者をしっかり固定し避難させるために使用します。
 ❷イーバックチェア
  世界に先駆けて英国イーバックチェア・インターナショナル社が開発・実用化した階段避難車です。2001年9月11日ニューヨークで起きたワールドトレードセンターツインタワービルのテロ事件の際に10余名の歩行困難者を無事避難させることができたエピソードは余りにも有名です。日本人向けにサイズ変更。
  2011年3月11日東日本大震災でも多くの要援護者を避難。
 ❸らくらくおんぶ ❹おんぶ隊プラス
  要介護者やケガ人を背負い素早く避難できる背負い式の避難具です。



ブース③ 消防紹介・・・消火器の紹介・体験

一般的な消火器として、「ABC粉末消火器」があります。普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)と表記されていますので確認しておきましょう。
火災を防ぐには、初期消火が重要とされています。 初期消火とは、出火から1~2分の間に鎮火させる行為であり、これ以上の時間が経つと、自分での消火活動は不可能といわれています。 初期消火の流れは次のとおりです。
 ❶「火災発見」 ❷「火災だ!!」と大きな声で周囲に知らせる。
 ❸助けを呼ぶ(具体的に指定して「例えば白い服を着たあなた」)
「119番通報、消火器を」
 ❹安全確認
 ❺消火器の使用(使い方)
  ①レバーの下側を持って消火器を運ぶ
  ②立ち位置を決め、安全栓を抜く
    火元からの距離は炎の高さの2~3倍が目安
  ③ノズルを持ち、火元に向ける
  ④レバーを握って消火剤を放射(数十秒で終わるので火元に!)



ブース④ 消防紹介・・・AEDの紹介・体験



ブース⑤ 警察紹介・・・災害発生時の注意事項、使用資機材の紹介



ブース⑥ 関東大震災100年紹介・・・短編スライドショーの上映



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