千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

内神田美土代町会長  針谷 忠男 氏(はりや ただお)平成27年6月就任

今回は内神田美土代町会の針谷忠男会長さんをご紹介します。内神田美土代町会は、美土代町交差点の東側に南北に位置する町会です。現在の住居表示は、神田警察通りを挟んで北側が神田美土代町、南側が内神田一丁目になっています。







オフィスビルが並ぶ本郷通り、外堀通りから一歩中に入ると先代から続く飲食店などがあり、下町の雰囲気と人々の生活感が伝わってきます。

趣味は何でしょうか。どういうところが面白いのでしょうか。

趣味は小唄です。他町会の先輩に勧められて始めました。ご存知のように小唄には楽譜がありません。師匠の唄い方を聴いて家に帰って練習しますが、なかなか同じようにはいきません。何回も習い、師匠の唄に近づくまでただひたすら練習します。
三味線と師匠の唄と自分の音程が合ったときには、何とも言えない満足感があります。

※写真は、約16年前の習いたての頃

小さい頃はどんな子供でしたか。

小さい頃から背が高く、席はいつも後ろのほうでした。目立つためか、音楽会、運動会、学芸会等の代表によく選ばれました。

当時は、空き地や路地裏にはいつも子供がいましたが、戦後再開したプロ野球のテレビ放送が開始された頃でもあり、集まれば必ず野球をしていました。私も学校の休み時間や放課後は雨が降らない限り必ず野球、家に帰っても壁を使っての捕球練習というほど夢中になりました。何度もガラスを割っては怒られていました。(笑)

町会のご自慢(大切にしていること)は何ですか。

他の町会同様、神田に住んでいる役員さんが徐々に減っています。そうした中でも町会運営が続けていられるのは、役員さんをはじめ町会員の皆さんの協力のおかげです。
町会の明るい和気あいあいとした雰囲気は、それぞれが相手の立場になって考えたり話したりするためだと思います。こうした思いやりや調和をモットーにした町会運営を目指していきたいと思います。


※写真は、平成22年5月の平将門奉斎700年の神田明神大神輿渡御のとき。神田郵便局から将門塚までを中央連合と中神田13ヶ町が担ぎました。

町会活動で楽しいことや、印象的だったことはありますか。

昭和45年頃、町会内で青年部組織を作る機運が高まり、私が青年部長職を託されました。近隣町会からも同様に選出された青年部長が集まり、何度も部長会が開かれた結果、合同でイベントを企画することになりました。
「五町会子供縁日」や神田祭のときの「宵宮」などが決まり、内神田での様々なイベントが賑やかに行われるようになりました。
現在恒例の「中神田八町会青年部主催の献血」も、この時に始まりました。当時は、献血のキャンペーンが現在のように普及されていない頃でしたから、献血を経験した人も少なく、ましてやこの頃の青年部長さんたちは、皆さん私より一回りも年上の方ばかりでしたが、私が「献血運動」を提案したときは、快く賛成してくれました。自分としては1回限りの企画として考えていたのですが、せっかくだからと、各部長さんたちが今日まで引き継いでくださり、本当に感謝しております。

※写真は、25〜26歳の頃、鳳輦遷座祭で



地区のコミュニティ活性化に大切だと思われることは何でしょうか。

神田で生まれ、神田で生活をしていた人たちが年々減少していきますが、狭義の意味でのコミュニティである、”気心の知れたもの同士の付き合い”がまず大切だと思います。
その付き合いが発展して、町会と町会との協力になり、ひいては地区の活性化につながっていくと思います。人にやさしい街づくりがすべて根本だと思います。

※写真は、平成15年4月、江戸開府400年を記念して設置された町名由来板の前で町会の皆さんと

神田の若い人たちに一言お願いします。

青年部長になりたての頃は、正直なところ町会活動というものに、あまり関心がありませんでした。しかし、前述のとおり、地域の人たちに接することにより仲間意識や責任感が出てくるようになりました。
昔から住んでいる人が減ってきて、だんだん寂しくなっていますが、その中でも顔を合わせて対話をする機会をできるだけ持ち、地域で一緒に何かを企画し、実施するという経験をしていただきたい。仕事に追われる毎日だと思いますが、井の中の蛙ではなく、様々な体験をして心豊かな人になっていただきたいと思います。

※写真は平成27年神田祭の神幸祭で

HP「大好き神田」に今後期待することはなんですか。

ホームページ担当者の皆様には、長い間、ホームページの継続にご尽力いただきありがとうございます。神田公園地区の各種イベントや様々な行事が写真と分かりやすい文章で毎回紹介されていますが、大変な作業だと思います。
アクセスが25万を超えていると聞きましたが、これは皆さんが足掛け10年以上に渡って、毎月2回の会議でしっかりと維持運営をしていただいている賜物です。今後も神田公園地区の活性化のためにご協力をお願いします。

※写真は、平成27年の神田祭の出発式のとき

その他なんでも

神田公園地区の活性化の一端となる地域の行事に対して、休日返上で協力いただいている出張所の皆さんに心から感謝いたします。

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