千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

小川町北三町会長  森 和夫 氏(もり かずお)平成18年5月〜平成25年6月

満開の桜が風に舞い始めた4月7日(火)午後2時
第19回目の町会長いんたびゅーのお客様は
小川町北三町会の森 和夫会長さんです。

「北三町会さんには、昔、斎藤コーヒー店があったので、
私には身近な感じがするんですよ。」と
インタビュアーの斎藤さんが話されると
「お店には何回か行きましたが、一番奥の部屋がいい雰囲気でしたね。」
と、会長が答えて、いよいよインタビューが始まります。

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今日は町会インタビューではなく、町会長さんのインタビューですから何でも自由に話してください。町会活動をされるようになったのは何がきっかけですか。

前町会長より、年一回の町会旅行の幹事を任せられたのが最初ですが、その後、会計、経理、総務等々、微力ながら町会運営のお手伝いをするようになりました。
町会長になったのは、3年前ですが、年功序列と言うか、たまたま年齢が上のほうだったからではないでしょうか。

町会運営には、私なりに考えて、三つの基本があると思っております。

その一つは、役所(行政)の連絡事項の伝達、即ち窓口になって奉仕できたらと思っています。
二つ目は、“まつり”ですが、私どもの町会は小川町北部4町会の連合で、立派な神輿を出しており、本年は本まつりの年で、たまたま当番町会となり青年部・婦人部が他町会さんと連携しながら、立派な祭典ができるように頑張っております。その上、神田中央連合の地区当番も重なり責任の重大さを感じております。
三つ目は、町会員の親睦の輪をより大きく広げる事かと思っております。それは、親睦旅行会と8月の夕涼み会です。小川広場が町会内にあり、出張所の計らいで使用させていただき、盛大に行われています。

町会長さんは皆さんお元気で忙しい。森会長さんもいろいろ役職を持たれて、商店会のほうでもご活躍されていますね。

私が顧問・相談役を務めさせていただいている「まえだれ会(商店会)」は靖国通りの駿河台下より北側、約200mの間に35店舗が軒を並べていますが、「まえだれ会」会員さんも町会員の区域ですので、町の発展のためにもバックアップをしております。

「まえだれ会」は、明治37年の設立で、初めは7〜8店の商店が仲良くグループ的に活動していましたが、商店会という形に発展し、数年前に100周年を迎え、それを記念して“平和の鐘”名のモニュメントを5基設立いたしました。
1日に3回(正午、午後3時、午後6時)一斉に音色の美しい鐘の音が四方八方に静かに鳴り響き渡っております。

“平和の鐘”の命名も今の言葉で申しますと安心・安全の街と解釈させていただいては如何でしょうか。そして、東京で一番古い商店会で「まえだれ」の会名は昔、丁稚から番頭さん、旦那までが店のユニフォーム的な腰から下の“まえかけ”からの由来です。


(写真は、今年1月に行われた雪だるまフェアで)

さらに、今年も1月に「第8回雪だるまフェア」を隣接する商店会と一緒になって実施しました。「神田雪だるまフェア」は、地域のイベントとして定着した感があります。
昨今では、雪だるまコンテストに区内の大学・各種企業・特別参加の警察署・消防署そして近隣の町会有志の方々に参加いただき、盛大に行われました。将来的には、関東一円のウインタースポーツファンが神田小川町に大集合という大イベントに発展するのが夢でございます。


現在、町会で気になることはありますか。

今まで戸建だったところがマンションになり、町会員もだいぶ減りました。町会内には3棟のマンションがあり、町会に加入しています。町会費も一括振込みですが、町会との付き合いは“イマイチ”で一寸残念に思っています。

また、私共町会区域内に小川広場があり、現在区の計画は未定とのことで、町会員の中ではいろいろな意見もありますが、その一つに超高層建物を建設し、三等分方式即ち、上層部2分の1以上が住宅で、そして、商業施設・オフィス部門等の案分をと言う人もいます。
今の20代、30代、40代の方々はデパートでの買物はあまりしないそうです。神田は神田地区に合うショッピングセンターが良いと思います。

この地域内には明治大学がありますが、その近隣地に大学の移転や病院の新設の“ウワサ”もあります。もし実現の運びになりますと、人口が2万人余り増えるだろうと言われており、小川広場とタイアップすれば素晴らしい街となり、商店街と近隣の町会ともども活性化につながるのではと考えており、地域の再開発には是非お手伝いできればと思っています。

今日のようなインタビューを受けるのは苦手でございます。
各方面に失礼があったらばお詫び申し上げます。

♪ インタビューを終えて
森会長さんには、大好き神田のためにお話を伺う機会を頂き有難うございました。
話は町会のことから、街のこと、商売のこと、商店会のこと、高齢化社会のことと広がり、あっという間に一時間が過ぎました。

森会長さんのご健康と今後のご活躍、そして小川町北三町会さんの益々のご発展をお祈り申し上げます。

斎藤

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