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内神田鎌倉町会長  米山 耕右 氏(よねやま こうすけ)平成3年4月〜平成22年5月

平成20年3月27日午後2時過ぎ、
第14回目の町会長いんたびゅーのお客様に
内神田鎌倉町会会長の米山 耕右 氏をお迎えしました。
インタビューの場所は、神田駅南口の
ミュードミナスのロビー(神田ステーションホテルB1)。
今回のインタビューはシャイな米山会長のたってのご希望で、
副会長の斎藤さんと対談と言う形で
町会のお話も交えながらのインタビューになりました。

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米山会長が、町会長として一番大切にされていることと現在気になることをお聞きしました。

米山会長: 会則にあるとおり、「親睦と調和」ですね。現在が楽しい町会であること、それが一番。

斎藤さん: 町会の若い人たちの自慢はね、実は米山会長なんですよ。少し前は、氏子総代をされた遠藤達藏さん、そして会長のお父様の米山冨次郎さんでした。

米山会長: 現在気になることは、町会内にいくつかのマンションがあるのですが、どんな方が住んでいるか把握が難しいことですね。それからやはり高齢化ですね。幸い今は、皆さん町会に加入し、役員さんとして町会活動に参加していただいていますが、今後更に高齢化が進んだときの町会運営等を若い人がどうするか気になります。


斎藤さん: 今の町の若い人はよくやっていますね。町会長も自慢ですが、若い人も鎌倉町会の自慢です。それは歴代の町会の先輩方が、「鎌倉町は江戸の最古町である」というプライドを持って町会運営をしてこられたのを見てきたからでしょう。

米山会長: 現在、若い人が町会活動に積極的に参加してくれていること本当にありがたいと思っています。今後若い人に期待することも、“今まで通りで”ということですね。

町会長になって良かったこと、嬉しかったことはありますか。

米山会長: 周囲の人といろいろ人脈ができたことは良かったですね。

斎藤さん: お父様の冨次郎さんもいろいろな役職をされていましたが、米山会長も役職が多いですね。

米山会長: お役を引き受けたからには仕方がないでしょう。先輩方もそうしてきたのですから、町に推薦された以上はお返ししなければ。
  

内神田鎌倉町会のアピールを一言お願いします。

米山会長: これはね、家族ですね。若い人も年を取られた方も平等でファミリーです。私はもうそういう感覚ですね。

斎藤さん: 鎌倉町会の良いところは老いも若きも平等で民主的に運営されていることでしょう。
米山会長とのお付き合いは、私が青年部の頃からですが、その頃は、法人部長をされていましたね。

米山会長: 企業へのアピールということもあるのでしょうが、町会の中では企業の方とのコミュニケーションも続いていて、代々副会長にも企業さんが入っています。


斎藤さん: 我が町の自慢とも重複しますが、「鎌倉町々會月報」というのを戦後町会復興後すぐに始めていますね。笠原賢造さんが町会長、米山冨次郎さんが広報部長のときですね。

(写真は、平成4年の創立40周年式典で。向かって左が米山冨次郎氏、木村元区長をはさんで右が米山会長)

法人会員の方も含めて皆さんから町会費やお祭りの時に寄付をいただくのですから、町会の事業内容を皆さんにお知らせしています。また、町会の会員増強PRにもなっていますね。これが、昭和20年代からずっと続いているということ、これも町会として自慢することの一つでしょう。

米山会長: 皆さんがやっている普段の努力がありがたいと思いますね。おかげで町会員数も多く、4〜5年前から50世帯くらい増えています。


地区のコミュニティ活性化に必要なものは何でしょう。

米山会長: やはり顔を合わせる機会を多く作ることですね。

斎藤さん: 毎月定例の役員会、その他不定期に実施している本部会、組長会等そこで町内の情報を収集して連携してやっていくことが町会の活性化につながっているのでしょう。それにしても、米山さんの情報網はすごい。いろんなことを良く知ってる。

米山会長: でも、すぐ斎藤さんに知らせないと後で怒られてしまいます。(笑)

(写真は平成19年の神田祭のとき)

会長ご自身のことをお聞きします。小さい頃はどんなお子さんでしたか。

米山会長: 普通の悪がきでした。勉強なんかしたことはありません。兄弟は5人で私が一番上、弟が4人ですね。母は大変でした。神龍小学校、中学からは明治、大学を卒業したのは昭和31年です。そのまま、ごく自然に米山商店に入りました。ニックネームは名前のまま、「コウちゃん」でした。
 
 趣味は、小唄もゴルフもやりますが、これという特別なものはありません。座右の銘もないです。「気力」だけです。老骨に鞭打って。(笑)

(写真は明治大学野球部の優勝祝賀会で星野仙一氏と)

これだけはゆずれないという“こだわり”があれば教えてください。

米山会長: “こだわり”は、食べ物にはないですね。疎開児童だったから何でも食べますし。人間関係で大切にしたいことは、モラルですね。普通の人のモラルです。でも、すぐに許してしまいます。けんかはしませんから。これだけは許せないというものはないですね。但し、子どもには厳しくしていますよ。うちの子にもよその子にも。

最後に大好き神田についてご意見を聞かせてください。

米山会長: 「町会長いんたびゅー」が面白いですね。個人情報の保護も大切だと思うけれど、ああいう情報がなければ毎月一回ただ会議で会っているだけではお互いのことはわからないですから。真面目そうな人が意外と柔らかかったり、こんな座右の銘を持って心がけているのかということなどがわかって面白い。皆さんのご努力で人となりのわかる楽しいインタビューが掲載されていますね。


♪ インタビューを終えて
 インタビュアーを担当して三人目。ついに自分の町会の米山会長にお話を伺うことになりました。
 会長が遠慮されて多くを語れない部分を、私が補足して対談形式となりました。お許しください。
 米山会長には、酒量と健康に留意されて、我々若い者をこれからもご指導いただきたいと思います。
 尚、リンクから鎌倉町のページも是非訪問してください。
斎藤

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